◆Kaiji 地下王国についての考察等
地下王国は、
非常時でも金持ちは安全にリッチに生活しなければならない
という理念の元、造られている超豪華な核シェルターである。
帝愛グループに大きな貢献をした者に対し、居住権を与えることとしている。
居住権を与えられることは一般に、王国入りと言われる。
王国入り1人目は、元内閣総理大臣の橋爪竜蔵(39周年発表)
王国入り2人目は、黒崎義裕(40周年発表、別荘 王国特A居住権を獲得)
※王国入りの人間は、帝愛グループ創立記念パーティーで発表される。
年1人というペースから、本当にごく少数のための施設ということが判る。
地下強制労働施設について
どこかわからぬ地下にあるらしい。
また、地下だけでなく地下の地下があることが判明している。
地下強制労働施設は、借金の返済が見込めない、劣悪債務者の終着地点。
E班のカイジは、地下テニス場が担当だった。
王国入りの人が使う施設が豪華なのは当然なのだが、
労働者向けの施設もタコ部屋にしては充実しているのが特長。
労働者向けの各種設備
病棟、食堂、相部屋、個室、シャワー通路、脱衣所など。
講談社HPへ:漫画カイジ 著者 福本伸行先生、出版 講談社
◆Kaiji 地下王国の職場環境や待遇
利子免除、福利厚生制度あり、寮・シャワー・病棟などの施設充実
建設現場での作業、作業着等支給、三食まかないあり
未経験者歓迎、実務経験者優遇、資格保持者優遇
チーム体制で連帯感があり、秩序を重んじる職場環境
集中的に返済して身軽になれる職場です。
3K労働(きつい、汚い、危険、三拍子揃った職場)
1.年間312日労働、労働基準法を無視した長時間労働 及び 長時間拘束
2.肉体労働
3.一度地下に落ちると容易に外へ出ることはできない
4.現場作業は採掘作業、汚泥、悪臭、粉塵などにより汚い
※住環境はシャワー通路 や 毎日の掃除により清潔が保たれている
5.粉塵による肺への影響
6.暑さによる熱中症の危険性
7.工事現場のため事故による死傷が起きやすい
8.大部屋での共同生活となるため、プライベートがない。
9.地下強制労働施設の労働者は使い捨てである。
肺を患ったり、怪我をしても、治療費は全額自己負担のようだ。
働けなくなった者は、病棟に寝かせるだけで、まともな治療を受けることができない。
また、薬は高価な物で、一度、働けなくなったら終わりというのが現状だ。
こういったきつい職場にも関わらず、賃金は少なく日給3,500円となっている。
まさに劣悪、社畜を超える奴隷のような待遇。
地下王国のいいところ
1.タコ部屋にしては充実した施設、勤労奨励オプション等の福利厚生。
2.ペリカ売店の品揃えが豊富であり酒とつまみがある。
3.労働者のストレス、息抜き、ガス抜きといった目的で、
消灯延長 や ギャンブル、賭場の開帳が認められている。
4.古雑誌、古新聞、将棋、囲碁、トランプがある。
5.監視カメラがあるため、おおっぴらな制裁措置が出来ない。
6.労働者同士の金の貸し借りなどにはノータッチ、
給料の前借り制度、1ヶ月前借り60,000ペリカ、2ヶ月前借り45,000ペリカ。
この前借り制度の相場は、E班班長 大槻のケースであり、
班によって、前借り制度の有無や相場が異なると思われる。
7.施設利用料、1ヶ月の衣食住が3万円未満で保証される。
8.地下労働施設で働く場合には、債務にかかる利息部分が免除される。
という点が地下王国が通常のタコ部屋と一線を画す部分だろう。
賃金と労働環境について:地下王国における賃金と労働時間
ペリカ売店の流通品:地下と地上における物価など
地下チンチロ賭博:地下賭博、チンチロリンについて(
イカサマダイス 456賽)
◆Kaiji 地下行きと収容年数
地下行きは、劣悪債務者の終着点、いわゆるタコ部屋行き。
強制労働、低賃金で延々と働かされる。
受刑者の道路工事、鉄道工事、鉱山労働と大差ない。
収容年数に関しては借金残高による。
1労働日あたり2,000円の元金返済、年間312日労働。
裏カジノ店長の一条が、約7億円の損害で、1,050年の刑期(収容年数)となった。
借金1,000万円で15年というのが収容年数の目安のようだ。
返済総額 | 元金均等返済 | 元利均等返済 | アドオン返済 |
年利18% | 22,588,160 | 27,906,676 | 35,577,500 |
年利15% | 20,406,800 | 24,225,545 | 31,231,250 |
カイジの借金950万円、地下での返済ペースだと上記のようになる。
利子免除されてなかったら、絶対返せないレベル。
※利息制限法について
消費者金融でお馴染みの年利18%(10万円未満なら20%、100万円以上なら15%まで)
出資法との兼ね合いによるグレーゾーンあり(法改正有)
◆Kaiji 地下流通貨幣のペリカとは
帝愛の地下王国では、円ではなくペリカという貨幣が流通している。
これは、帝愛が発行している通貨で、帝愛の兵頭会長の肖像が使用されている。
通貨であるペリカはすべて紙幣であり、硬貨は確認されていない。
紙幣は、100ペリカ札、1,000ペリカ札、10,000ペリカ札の3種類が確認されている。
帝愛のペリカは、中国の人民元と同様、変動相場制ではなく固定相場制を採用している。
為替レートは、1円が10ペリカ。
◆Kaiji 漫画カイジ(賭博破戒録1〜5巻)
福本伸行先生が描かれている漫画です。
賭博破戒録1巻において施設の待遇や搾取体制が描かれていて2〜4巻がチンチロ賭博、5巻で班長と決着し、有名な沼へと続いていきます。





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